栽培について






niger

ヘレボの原種は、ヨーロッパ全域から地中海沿岸地方
そして、中国西部に分布しています。

様々な環境の下で生育しているので、まずはその種の環境を知り
近い状態にしてあげることが、ヘレボの栽培にも大切な事だと思います。

でも、なかなか詳細までは現地に行かないと分らないですよね。。
私達の得られる情報としては
書籍・ナーセリーのネット情報・栽培経験者からの情報が
とても大切ということですね。。。

まだまだ経験の浅い私ですが
拙い栽培方法など記してみたいと思います。m(__)m






ルーフにおける 栽培土(暖地)

鉢の大きさ 5号まで
赤玉 小粒 6
腐葉土 3
軽石 小粒 1

その他
ゼオライト 少々
有機石灰 少々
薫タン   少々
カニ殻   少々

HP6〜7

鉢の大きさ 5号以上
赤玉 小粒 1
赤玉 中粒 4
腐葉土 3
軽石 小粒 2

その他
ゼオライト 少々
有機石灰 少々
薫タン   少々
カニ殻   少々

HP6〜7

根腐れ防止と団粒構造に気をつけています。
カニ殻は花の発色が良くなるのと雑菌繁殖の防止です。







使用している鉢

スリットポット・ロゼアポット・テラコッタ など


5号までのポットには、腐葉土と赤玉中粒を混ぜて
底に敷いています。
これは、乾燥と底に水が溜まるのを軽減させる為です。

5号以上の鉢には、もちろん鉢底の石を約2・3cm敷いています。

スリットポットとテラコッタの鉢に関しては、鉢内の蒸れはさほど心配がないのですが
ロゼアポット(プラ鉢)の土は、軽石を多めにして

水はけを良くしています。






春の管理



花が咲き乱れ、虫や灰カビに目を離せません。
種を取らない終わったお花は、種の房の部分を切って

お花(ガク)が汚くなったら切り取ります。

種を取るお花には、茶袋を掛けます。

ヘレボの種は房が弾けて飛んでしまうの。



薬剤散布・ダコニール、オルトラン 3週間に一度


夏に近く梅雨までに、1株2・3葉残して葉をカットします。



鉢土の表面の汚れた土は取り除き
置肥は全て取ります。
風通しと灰カビ予防が大切です。
水遣りは、土の表面が乾いて少し萎れかけたらあげます。
水遣りを頻繁にすると、根腐れや腐敗病に掛かり
枯れてしまう場合があります。






夏の管理

ヘレボはお休み中です
直射日光を遮る為に、遮光率50%の寒冷紗又は遮光ネットを張ります。
木陰が一番いいけどね。。


それに
灰カビ予防の薬剤散布は欠かせません。
水遣りは控え目に。

薬剤散布・数種類の殺菌剤を交代に、モスピラン・オルトランなども







秋の管理

 涼しい風が吹いてき始めたら、植え替えシーズン到来です。
これからの時期は成長期なので、根を解して植え替えます。
ヘレボは多肥ではないのですが
リンサンの多い肥料を施します。

これからは、お日様いっぱい浴びて元気もりもり☆

新葉が展開してきたら、地表から約5cmのところで古葉を切ります。





私は切り口に、トツプジンMペーストを
雑菌侵入を防ぐ為に塗ります。



花芽も出てくるので、至福の時ですね。

時々、HB101や液体肥料を施します。






冬の管理

花芽も大きくなり、蕾も覗いてきてわくわくする時期です。


この時期は病害虫の心配がさほどないので
ただ、ただ成長を喜んでいるばかりです。

少しの霜にあたっても平気♪
でも
北風にはなるべく吹き曝させるのは避けましょう。

葉も花芽も傷んでしまうのでね。

開花を待つだけの楽しい時期です。
今期はどんなヘレボが咲いてくれるのでしょうか?
同じ株なのに、去年と違うお花が咲くのもヘレボの魅力
楽しみ深いよね。


パウダーローズが咲きました♪


あんなこんなでキャーキャーと、一年が過ぎていきます
(。・m・)
一緒にヘレボを育ててみませんか?
失敗しても、それから何か学べばいいのよ♪
私も失敗ばかりで、ヘレボから教えられています。

2007.6



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